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商品の価値観を石焼き芋で考える

商品の価値観を石焼き芋で考える

一昨日、ぼくにとって数十年ぶりに石焼き芋を買って食べました。
ぼくは特に石焼き芋が好きなわけではないが、寒い時期に温かく甘い物は本当に美味しい。
ちょうど仕事帰りに家の前を通っていたので、むしょうに食べたくなったのです。

ぼくの住む札幌は11月にしては暖かいですが、それでも朝晩は非常に冷え込む季節。
石焼き芋は高いというイメージがありましたが、そんな気持ちを超える「食べたい衝動」が襲ってきました。

価値観と希少性

その石焼き芋は「紅あずま」という品種のさつま芋で、ホクホクとねっとりの中間ぐらいの食感でとても甘くておいしかった喜ぶ顔
大きさは1本20cm近くありけっこうな大きさ。
1本400円という価格でぼくは2本買って家族でホクホク食べました。

もちろんこの記事は石焼き芋のグルメリポートではありません。
ぼくは日頃から自分が物を買った時「どうして買ったのか」を考えるようにしています。
単に必要なもの、例えばプリンターのインクや洗顔料・薬…などは考えないですが、特に「ニーズ系」ではなく「ウォンツ系」の物を買った時は自分の心境をしっかり振り返るようにしています。

夏場には「ぼくはなぜ2900円も払ってウニ丼を食べたのか」も紹介しました。
やっぱりウォンツ系の物を買うときは、それにお金を出すしっかりした理由があるのではないかと思うんですね。
必ずしも必要ではない物にお金を出すのに、理由がないなんてことはありませんよね。
そんな心の動きを考えることで、自ショップを利用する人の気持ちが少しでも理解できるかもしれません。

石焼き芋の価値観

まず最初に思ったことが「石焼き芋」にしかない価値観です。
しかも自分でさつま芋を買ってきて焼くのではなく、「い~しや~きイモ~」とゆっくり走る焼き芋屋さんから買う石焼き芋です。

ぼくがむしょうに食べたくなった最初の想いは、たぶん「寒い中で食べる温かく甘いもの」というものだと感じました。
夜の6時半ぐらい、気温は一桁前半ぐらいでしょうか。
寒い中歩いているときに聞こえた「い~しや~きイモ~」という響きだけで、ホクホク食べて甘くて暖かい状況を想像してしまったのでしょう。

仮に石焼き芋屋さんが近くにいなかったとして「焼き芋食べたいな」と思ったとしても、ぼくはスーパーにさつま芋を買いに行くことはなかったはずです。
「すぐに美味しい石焼き芋が食べれる」というのがその時のぼくにとっての石焼き芋の価値観。
「寒い」という一種のストレスを「温かくて甘くておいしい」というもので解消できるのが最大の価値観だったわけですね。

これはその時のぼくだけの価値観であり、石焼き芋の価値観は人それぞれ違うでしょう。
人それぞれの価値観にはどのようなものがあるのかを考えることこそ、ショップに来るユーザーのイメージをふくらます大事な訓練。
自分の価値観ならイメージしやすいので、普段から何気に考えてみるのもおすすめです。

石焼き芋の希少性

これも石焼き芋を買った大きな理由だったと振り返ることができます。
なんせ行っちゃったら買うことはできませんから。
頑張れば追いかけることもできるでしょうし、探すこともできないことではありません(そこまでする人はいないと思いますが…)。

ただし最低限「今すぐ食べたい」という欲求だけは満たすことができません。
ぼくはその時「寒かった」のです。
体が暖まってからなら、おそらく食べたいという気持ちにならなかったのかもしれません。

すぐ食べれるというのはとても大きな理由の一つで、何もぼくがせっかちだからという理由だけではないはず。
通販にしても人は「すぐに」欲しいと考えます。
結局は手に入れることができるとしても、すぐに欲しいのです。

今回では「寒さ」がなくなれば石焼き芋は買わなかったと思います。
その時、その瞬間だからこそ欲しくなったわけです。

これはショップでも同じことが言え、今買う理由がなければ人は後で考えようという思いになり、後で考えると冷静さがあるので買う確率が下がっていきます。
その瞬間、欲しいと思った瞬間に買ってもらえる工夫があるかないかで、売り上げは大きく変わるように思います。

ドロップシッピングでは希少性を出すのが難しいですが、例えば「20個限定」といったものと同じですね。
石焼き芋屋さんが行っちゃったら、その時に石焼き芋を食べることができない、だから車を止めてしまうのです。

もし家の隣で一年中石焼き芋が販売されていたら、ぼくは買ってなかったかもしれません。
寒かったのでもしかしたら買っていたかもしれません。
ただ同じシチュエーションが100回あったとしたら、確実に希少性のある方が売れるのは間違いありません。

石焼き芋の価格

ぼくにとって石焼き芋の価格は高いというイメージがありました。
確かに大きいし美味しいですが、さつま芋を焼いただけで1本400円です。
決して安いものではない気がしますが、ぼくは「石焼き芋は高い」というイメージがやや変わりました。

それはおそらく「その瞬間の価値観の高さ」にあります。
寒い中で食べる甘くておいしい石焼き芋は、ぼくにとってとても大きな価値があったのです。
夏場なら絶対400円も払って食べないです。
焼き芋好きの人なら夏場も食べるかもしれないので否定するつもりはありませんが、ぼくにとっては「夏に食べる石焼き芋」に価値はありません。

同じ物でもタイミングによってここまで物の価値観は変わるのです。
ドロップシッピングに活かせるかどうかはわかりません。
またそのようなことはけっこう日常にいっぱいあるのでしょう。
でも冷静に頭の中で物の価値観について考えると、けっこう人間の深い部分が見えてきたりしますよね。
何気に素通りするか、それを意識してみるか、それによってユーザー心理を考えるスキルにも差が出てくるように感じます。

まとめ

ただ石焼き芋を食べただけでここまで考えるぼくもどうかと思いますが放心状態の顔、その時その瞬間、幸せな気持ちになれたからこそ、様々な洞察を得ることができます。
ユーザーの心理状態を知ることは本当に難しいことです。
でも頭で理解しているだけより、実際にそのようなシチュエーションを体験し、冷静に振り返ることでより理解が深まるのではないでしょうか。
ぼくなりの「石焼き芋レポート」でした。

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